その他の中耳炎
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急性中耳炎合併症
中耳炎の急性期の合併症として下記が挙げられます。
内耳炎(神経性難聴、耳なり、めまい)、顔面神経麻痺、髄膜炎、脳膿瘍、乳様突起炎など -
癒着性中耳炎
滲出性中耳炎が長引くと鼓膜が中耳の奥に癒着し、鼓膜、耳小骨の動きが悪くなり難聴をきたします。
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慢性中耳炎
慢性中耳炎
急性中耳炎をくり返すうちに、鼓膜穿孔をきたし難聴や断続的に耳だれが出ます。内耳の障害が出てくることもあります。
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真珠腫性中耳炎
真珠腫性中耳炎
滲出性中耳炎が長引くなどの原因で、鼓膜が一部陥凹して、そこから皮膚などの上皮成分が中耳に入りこんで周囲。破壊が内耳に及ぶこともあります。
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好酸球性中耳炎
中耳に粘性の強い浸出液がたまり、難聴、痛みを来たします。経過が長いと内耳への障害がおこり、難聴が出現します。好酸球という細胞による炎症が原因です。 鼻に同じような好酸球の炎症による好酸球性副鼻腔炎という病気がありますが、好酸球性副鼻腔炎に遅れて中耳炎が出現することが多いと言われています。
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航空性中耳炎
飛行機や電車でトンネルに入ったときなど、中耳と外の気圧の差が急激に起こることで、痛み、鼓膜の炎症が起こります。 鼻風邪を引いているとき、アレルギー性鼻炎がひどいときなど、鼻と耳をつなぐ耳管の働きが悪い状態の時に誘発されやすくなります。